ポーラ美術館で箱根の自然とアートに癒やされる!(箱根・仙石原)

ミュージアムフリーパスでポーラ美術館を訪問してきた

ポーラ美術館 外観 撮影:編集部

 箱根・千石原にあるポーラ美術館。印象派から現代アートまで約10,000展のコレクションを誇る同館は、19世紀フランス印象派の作品がより引き立つよう、光ファイバーを採用した照明で「7月のパリの夕暮れ」を再現した展示室のほか、国立公園の豊かな自然の中でアートを体感できる「森の遊歩道」など、都会の美術館では味わえない鑑賞体験ができることも魅力です。今回、編集部では「ミュージアムフリーパス」「箱根フリーパス」を使い同館を訪問取材してきました。

  • 取材ご協力:ポーラ美術館さま、小田急エージェンシーさま
  • 記事中の写真はすべて編集部の撮影によるものです。記事中の画像、写真、文章の引用及び転載を禁止します。
  • 追記:10月20日 ミュージアムフリーパスの販売期間が2020年12月20日(日)までに延長となりました!

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小田原から直通バスでポーラ美術館へ

観光施設めぐりバス ポーラ美術館前の停留所 撮影:編集部

 ポーラ美術館へのアクセスは、小田原駅からバスを利用し約50分で到着。観光施設めぐりバス(箱根登山バス)「T路線」は、乗り換えなしで終点の美術館前の停留所まで直通のためかなり便利です。

  • ※箱根湯本から強羅経由、あるいは新宿から高速バスなど、その他のアクセス方法についてはポーラ美術館公式サイトに詳しく掲載されています。
ポーラ美術館 外観 撮影:編集部

 現在は常設展示「コレクション名作展」の他、企画展「モネとマティス―もうひとつの楽園」(2020年11月3日まで)が開催中。また、1Fアトリウムギャラリー/ロビーでは「ケリス・ウィン・エヴァンス展」(同じく11月3日まで)が開催されています。

ポーラ美術館 外観 撮影:編集部


吹き抜けには巨大なネオン作品が 企画展「ケリス・ウィン・エヴァンス展

 美術館に入ると、吹き抜けに展示されているケリス・ウィン・エヴァンスによる巨大なネオン作品に目を奪われます。なんと天井への設置方法は接着剤を使用しているということで、さらに驚きました。

 コロナ禍の影響の中、作家と美術館間でリモートでのやりとりをしながら、設置しては確認し修正、という作業を根気よく続け、この展示にこぎつけたということです。

ポーラ美術館 Cerith Wyn Evans Radiant fold (…the Illuminating Gas) © Cerith Wyn Evans.  撮影:編集部

 ところで、この写真、エスカレーターが写り込んでしまっています。本当はこの方向が、作家推奨の正しい位置なのだそうです。もっと左からの方が見やすいはずですけども…。

 と思ってみていると、本展のチラシに掲載の写真とも作品の配置が異なっていることに気が付きます。ひとつの正解があるわけでなく、展示する空間によりその姿を変える作品。なんだか難しいですが面白いですよね。

企画展「ケリス・ウィン・エヴァンス展」の公式ページ

「おうち時間」を「もうひとつの楽園」に!? 企画展「モネとマティス―もうひとつの楽園」

ポーラ美術館 「モネとマティス―もうひとつの楽園」 展示室入り口 撮影:編集部

 現在開催中の企画展「モネとマティス―もうひとつの楽園」。クロード・モネ(1840-1926)は、ジヴェルニーの邸宅に生活しながら睡蓮を主題とした連作を手がけました。これらの作品で描かれた風景の元は、モネが植物を育て、池を造成して作り上げた、自身の理想の庭でした。

 また、アンリ・マティス(1869-1954)は南仏でテキスタイルや調度品を自在に組み合わせることで、演劇の舞台さながらのアトリエを作り上げます。

ポーラ美術館 展示室内パネル 撮影:編集部

 本展では二人の芸術家の作り出した「楽園」をテーマとしてそこから生まれた作品を紹介していくものですが、時節柄、「おうち時間」というキーワードを切り口に見ることもできます。自分の理想の作品のために、理想の現実を作りあげた二人。彼らから「おうち時間」を楽しむヒントを得られるかも知れません。

ポーラ美術館 マティスと一緒に記念撮影できるフォトスポットも 撮影:編集部

 本展は海外7カ所、国内21か所から、モネとマティスの名品が集結。その数は約80点で、モネの代表作「睡蓮」シリーズ7点が展示されるなど、みどころも多い充実の展覧会です。展示室内のフォトスポットでは写真撮影がOKで、等身大のモネやマティスと一緒に写真撮影ができます。

企画展「モネとマティス―もうひとつの楽園」の公式ページ

「森の遊歩道」で都会の喧騒から離れて癒やされたい!

ポーラ美術館 森の遊歩道 撮影:編集部

 ポーラ美術館の特長のひとつでもある「森の遊歩道」は、いわばもうひとつの展示室ともいえます。全長は約1㌔、所要時間は約40分、野外彫刻やインスタレーション、そして森の自然を楽しみながら散策することできます。

 鳥の声、木々のせせらぎとともに、音のインスタレーションの中を歩いていくと、そこはまるで妖精の森のよう。野外のため、歩きやすい服装がベターです。また、お弁当など飲食は禁止なのでご注意を。

ポーラ美術館について

 来館時に日時指定予約は不要ですが、混雑状況に応じて展示室内への入場制限を行う場合があります。最新の情報等については公式サイトをご確認ください。

  • ポーラ美術館
  • 住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285
  • 電話:0460-84-2111
  • 開館時間 午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)
  • 年中無休(臨時休館あり)

公式サイト

ミュージアムフリーパスについて

 ミュージアムフリーパスは、箱根の周遊券「箱根フリーパス」の利用者が対象。箱根の複数の美術館を自由に入退館できるオトクな企画券です。発売期間は12月20日(日)までの限定。2日券と3日券が設定されており、おとな料金の場合はそれぞれ3,600円、4,200円。発売は箱根登山鉄道の各駅やセブン―イレブン店舗マルチコピー機など。 詳細と最新情報は公式サイトをご確認ください。

  • 箱根フリーパス

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