「恐竜博2019」みどころ紹介 国立科学博物館[会期終了]

2019年7月19日

投稿:M3PRESS編集部

スポンサーリンク

関連記事

2019年9月6日 情報解禁/追加更新
展示公開中の北海道で発見された全長8mの「むかわ竜」が新属新種の恐竜として認定され、「カムイサウルス」という学名が決定しました。取材レポートを別記事に掲載しています。

カムイサウルス-「恐竜博2019」展示の「むかわ竜」が新種の恐竜に認定 – M3PRESS

特別展「恐竜博2019」展示中の「むかわ竜」が新種恐竜と認定され、学名が決定しま…
momomoserver.com

「恐竜博2019」会場レポート「恐竜人間はダークホース的なインスタ映えポイント」(鈴木おさむさん)※会期終了 – M3PRESS

「恐竜博2019」の会場の様子をレポート。この夏、絶対行くべき展覧会ということが…
momomoserver.com

[特設ショップの写真追加]「恐竜博2019」[会期終了] – M3PRESS

追記:公式図録に、荒川弘先生の描き下ろしレポート漫画が掲載決定しました! やっぱ…
momomoserver.com

【恐竜博2019】恐竜だけじゃない!化石クリーニングの実演がすごい! – M3PRESS

「恐竜博2019」に「恐竜人間」以外にも「人間」の展示が!?第二会場の期間限定企…
momomoserver.com

化石丼!食べてみたい! 「恐竜博2019」からの「恐竜メニュー」はいかが?(パルコヤ上野) – SUSMCA

恐竜博2019を記念してパルコや上野では、火山麻婆炒飯セットや化石丼ぶりなど開催…
susmca.com

2019年夏 上野公園の博物館・美術館の相互割引まとめ – M3PRESS

「松方コレクション展」(国立西洋美術館)、特別展「恐竜博2019」(国立科学博物…
momomoserver.com

デイノニクス命名から50年、恐竜学の新時代をつくった重要標本が一堂に集結!!

編集部撮影

2019年は「恐ろしいツメ」という意味の学名をもつ肉食恐竜デイノニクスの命名から50年目にあたります。デイノニクスの発見により、恐竜は恒温動物になっていたという「恐竜温血説」、恐竜が完全に絶滅したのではなく一部は鳥類に進化していたとする「鳥類の恐竜起源説」など、恐竜のイメージを一新する「恐竜ルネッサンス」という新しい恐竜観が発展しました。本展では、デイノニクスの貴重なホロタイプ標本(命名の元となった化石)の日本初公開をはじめ、過去50年の恐竜進化の研究の発展を重要標本で振り返るとともに、研究の現在、その近未来を展望します。

  • 謎の恐竜、デイノケイルスの実物化石と全身復元骨格を世界初公開!
  • 日本の恐竜研究史を塗り替える大発見!北海道で見つかった“パーフェクト恐竜”「むかわ竜」が、東京に初上陸!
  • 恐竜ルネッサンスから 50 年。進化し続ける恐竜研究の成果を紹介
スポンサーリンク

特別展「恐竜博2019 The Dinosaur Expo 2019」

  • 特別展「恐竜博2019 The Dinosaur Expo 2019」
  • 国立科学博物館(東京・上野公園)
  • 2019年7月13日(土)~10月14日(月・祝)88 日間

※記事末尾に概要をまとめています。

「恐竜博2019」の混雑状況はオフィシャルを確認しよう。

「恐竜博2019」の混雑状況Twitterアカウントがありリアルタイムで待ち時間等の情報が発信されています。また、国立科学博物館のサイトに混雑状況を表示するコンテンツがあり、こちらはレストランなどの待ち時間も確認できます。

次ページから「恐竜博2019」のみどころをまとめて紹介!

「恐竜博2019」展覧会みどころ紹介

編集部撮影

ZONE.1 恐竜ルネッサンス ⸺恐竜研究5 0 年の変遷を重要標本で振り返る!

展覧会は4つのゾーンから構成され、最初のゾーン「恐竜ルネッサンス」ではこの50年の恐竜研究の変遷を重要標本で振り返ります。日本初公開となるデイノニクスのホロタイプ標本の他、1982年に発表された、もし恐竜が絶滅していなかったら、という仮設「ディノサウロイド(恐竜人間)」についての展示なども。

  • [左から1番目] デイノニクス 復元骨格 © Courtesy of Yale Peabody Museum, photograph by Robert Lorenz
  • [左から2番目] デイノニクス 右の手首から手の甲(実物化石) イェール・ピーボディ自然史博物館所蔵
  • [左から3番目] 恐竜人間(ディノサウロイド) 群馬県立自然史博物館
  • [左から4番目] シチパチ(複製) © Institute of Paleontology and Geology of Mongolian Academy of Sciences

1996年、最初の「羽毛恐竜」シノサウロプテリクスが発見されます。これは鳥類の恐竜起源説を裏付ける物的証拠となりました。初期の羽毛はフリースのように短く、夜間に毛布のように体温を保持することに役立ったようです。

日本初公開の デイノニクス 足の第2趾 (ホロタイプ標本)

アメリカで発見された新種の肉食恐竜に、1969年、「恐ろしいツメ」を意味するデイノニクスという名前がつけられました。このデイノニクスから、恐竜研究の新しい時代が始まったといわれています。その「恐ろしいツメ」を意味する学名のもとになった「ホロタイプ標本」が日本初公開されます。

  • デイノニクス 足の第2趾 (ホロタイプ標本) イェール・ピーボディ自然史博物館所蔵

古生物学者ジョン・オストロム博士によるデイノニクスの研究で、それまで考えられていたような愚鈍な恐竜のイメージが一新。この恐竜は素早く活発に動く生物で、鳥や哺乳類のような温血(恒温)動物だったのではないか、と考えられるようになりました。オストロム博士の研究は、76年には、デイノニクスのような恐竜から鳥類が進化していたとする「鳥類の恐竜起源説」につながり、「恐竜ルネッサンス」という新しい恐竜観の時代が始まることとなります。

ZONE.2 「謎の恐竜」デイノケイル ⸺ その全貌に迫る

ゴビ砂漠で発見された長さ 2.4 メートルの前あしの化石に、「恐ろしい手」を意味するデイノケイルスという学名が1970年につけられました。前あし以外の化石が見つからなかったため、デイノケイルスは長い間「謎の恐竜」とされてきました。

  • [上段左] デイノケイルス 発掘現場 (1965年) MPC-D100/018, Institute of Paleobiology PAS
  • [上段右] デイノケイルス 前あし (展示は複製) © Institute of Paleontology and Geology of Mongolian
    Academy of Sciences
  • [下段左] デイノケイルス 頭部 (実物化石) © Institute of Paleontology and Geology of Mongolian Academy of Sciences
  • [下段右] デイノケイルス 右足 (実物化石) © Institute of Paleontology and Geology of Mongolian Academy of Sciences

ところが近年、頭骨や胴体、後ろあしなどを含む2体の化石が発見され、幅広なクチバシ、背中の帆のような構造、指先が手のようにとがっていない足など、想定外の恐竜であることが判明しました。その成体の頭骨など貴重な実物化石、さらには本展のために制作されている全身復元骨格が世界初公開されます。

  • デイノケイルス 全身骨格図 © Genya Masukawa

「恐ろしい手」からは想像もできなかったような恐竜の姿を、会場でぜひお確かめください!

「恐竜博2019」会場レポート「恐竜人間はダークホース的なインスタ映えポイント」(鈴木おさむさん)※会期終了 – M3PRESS

「恐竜博2019」の会場の様子をレポート。この夏、絶対行くべき展覧会ということが…
momomoserver.com

世界有数の化石発掘地・モンゴルから最新研究の成果

  • [左] カーン(オヴィラプトル類) © Mick Ellison
  • [右] オヴィラプトル © Institute of Paleontology and Geology of Mongolian Academy of Sciences

左の写真は、並ぶように化石で発見された2体のカーン(オヴィラプトル類)。尾の形の違いからオスとメスだった可能性が高く、「ロミオとジュリエット」と
いう愛称で有名になった。日本初公開。

右は「きょうだい化石」。3体のオヴィラプトル類が折り重なるように化石となって発見されたもの。巣のような場所で一緒に生息していた可能性が高いと考えられる。恐竜の集団生活などの社会性を示す化石として注目されている。こちらは世界初公開となります。

ZONE.3 日本の恐竜 ⸺ 北海道で見つかった新種!?推定8mの「むかわ竜」 、東京に初上陸!

北海道むかわ町で発見された、ハドロサウルス類の新種の可能性が高い「むかわ竜」。 全長8mを超える骨格の8割以上の骨が見つかっている。これだけ高い割合で骨が残った全身骨格の化石は、大型恐竜としては国内初。その全身実物化石と、これらの化石を元に復元した全身骨格を、地元のむかわ町以外では初めて、本展で公開します。

本展公式図録には、むかわ竜の発掘秘話が特別描き下ろし漫画が掲載されています。こちらは大人気漫画『銀の匙Silver Spoon』、『鋼の錬金術師』の荒川弘先生によるものです。(公式図録は税別2,200円)

[特設ショップの写真追加]「恐竜博2019」[会期終了] – M3PRESS

追記:公式図録に、荒川弘先生の描き下ろしレポート漫画が掲載決定しました! やっぱ…
momomoserver.com

「むかわ竜」が生きた恐竜世界を4Kスーパーハイビジョンシアター、語りは高山みなみさん

日本各地で発見された恐竜や海の巨大爬虫類を最新研究をもとに高精細C G で再現。「むかわ竜」やモササウルス類が生きた日本の恐竜世界を、迫力の4K 超高精細映像で楽しめます。

語りは、「名探偵コナン」の江戸川コナン役、「忍たま乱太郎」の乱太郎役でも知られる声優・高山みなみさんが担当。高山さんが、恐竜に興味を持つようになったきっかけは、アニメ『リトルフットシリーズ ソフト版』で、主人公のブロントサウルスを演じ、群れで生活をし、エサを求めて旅をする恐竜の生活を体感したことからでした。その後、それでは本当の恐竜はどんな生き方をしていたのだろう?と、いつの間にか博物館、展覧会、映画、書籍、そして発掘体験に参加してしまうほどになったそうです。

「リハーサル時には、映像に見入ってしまい、セリフを言うのを忘れてしまいました。。。」

高山みなみさんのコメント

高山 みなみ(たかやま・みなみ)さんプロフィール

声優。5月5日生まれ、東京都出身。81プロデュース所属。代表作に「名探偵コナン」(江戸川コナン役)、「忍たま乱太郎」(乱太郎役)など。

ZONE.4「恐竜絶滅」に迫る!

約6600万年前、地球に隕石が衝突。しかし恐竜は完全に絶滅したのではなく、その一部が現在も進化を続けていることが広く知られるようになりました。私たちは現代の恐竜を鳥類と呼んでいます。鳥類以外の恐竜がどのように絶滅していったのか、そして哺乳類がいつ台頭し始めたのか?アメリカ・コロラド州で見つかった新しい化石産地での発見などからわかりつつある、新仮説を解説します。

  • [左] 隕石衝突のCG © NHK
  • [右] ティラノサウルス 復元骨格 © Courtesy of The Royal Saskatchewan Museum, Sandra Foreman Photography 北海道むかわ町穂別博物館所蔵

開催概要

項目内容
展覧会名 特別展「恐竜博2019 The Dinosaur Expo 2019」
会期開催中~10月14日(月・祝)まで
会場国立科学博物館(東京・上野公園) ※巡回展はありません
開館時間午前9時~午後5時(金曜・土曜は午後8時まで)
※8月11日(日)~15日(木)、18日(日)は午後6時まで
※入場は各閉館時刻の30分前まで
休館日9月2日(月)、9日(月)、17日(火)、24日(火)、30日(月)
料金(税込)一般・大学生 1,600円、小・中・高校生600円
金曜・土曜限定ペア得ナイト券2名1組2,000 円
  • ※未就学児ならびに障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名様は無料  
  • 主催:国立科学博物館、NHK、NHK プロモーション、朝日新聞社
  • お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
  • 公式サイト:https://dino2019.jp/